犬の皮膚病 猫の皮膚病
『かゆみ』『脱毛』などの皮膚のトラブルで、お困りではありませんか?
ペットが抱える皮膚や耳の病気には、代表的なものとして
- 外部寄生虫(ノミ・ダニ・シラミ・疥癬ダニ・ニキビダニなど)
- 膿皮症
- アトピー・アレルギー性皮膚炎
- 内分泌疾患(甲状腺機能低下症、副腎皮質機能亢進症など)
- 自己免疫疾患
などがあげられます.
これらの病気が単独で発症している場合や、併発している場合など、いろいろなパターンがあり、とても複雑な病態になってしまっている場合もあります。
『うちの子、一年を通して、ノミ・ダニの予防しているのに、いつもかゆがってる・・・』
ノミダニなどの外部寄生虫の対策をすることは、皮膚のトラブルの予防や、悪化をさせないためにはとても大切なことです。また、平成25年に、マダニが媒介すると考えられている重度熱性血小板減少症候群(SFTS)ウィルスの発生が日本で初めて山口県で報告されております。ワンちゃん、ねこちゃんの外部寄生虫の予防は、このようなSFTSウィルスに対する飼い主様の予防対策にもつながります。
外部寄生虫の予防対策をしているのに、かゆみ、脱毛などの皮膚の症状が治まらない・・・このようなケースの場合、他の原因を探していかなければいけません。
例えば、アトピー・アレルギー性皮膚炎にによる症状の場合、食事療法やハウスダストの除去対策を検討していかなければいけませんが、まずは、現在の病状が日常の生活にどれだけ影響を与えているのか把握することがとても大事です。
『かゆみがひどくて、ずっと掻いている・・・夜もちゃんと寝れてないかも』
『身体のかゆみはそんなにひどくないけど、フケが目立つ・・・』
その子によって症状は様々です。日常生活に支障がでるぐらいの症状がある場合は、まずはお薬、シャンプーを使った治療を行い、皮膚炎、かゆみなどの症状・ストレスの緩和につとめます。しかし、アトピー・アレルギー性皮膚炎の場合、お薬による治療はあくまで緩和的な治療でしかありません。お薬の治療でよくなったり悪くなったりを繰り返してしまうようであれば、追加の検査(アレルギー検査など)や治療(療法食、ハウスダスト対策など)を検討していくべきですが、療法食の好き嫌いもあり・・・生活環境の改善もなかなか難しい・・・そうなんです、ここからはとても根気がいる治療になります。ワンちゃん・猫ちゃんも飼い主様もあせらず、無理せず、ゆっくり獣医師と相談して治療していきましょう!
それぞれの皮膚の病気に応じた治療のためのメディカルシャンプーも行っております。皮膚のトラブルが気になっている方は、ご相談ください。